2017/08/25 21:13
各部位と、必要な小物の説明です。
当店の作り帯は三部式になっております。
1.お胴
2.手先
3.お太鼓
1.お胴部分
此方をお胴部分に巻きつけます。
【※注意】
お胴に結ぶ時に、紐ばかりを引っ張っぱりますと、
紐が劣化して、千切れ易く成ります為、巻いて引っ張る時は、
出来るだけ「本体を引いて」ください。
2.手先
此方をお太鼓の内側にあるポケットに入れたり、
お太鼓の中に折って、入れ込む使い方を致します。
つのだしをする場合は、写真の向きで入れ込んで下さい。
「ぺらっ」とめくれているほうが上
めくれない方が下です。
3.お胴
お太鼓の上下は写真の通り。
お太鼓の中に、手先や枕を仕舞うためのポケットが付いております。
手先を収納した場合は、見た目↓のような配置になります。
【表】
【裏】
写真が突然大きくなりますが、
お太鼓の中はこのような、3枚構造です。
1.お太鼓の表面
2.ポケット
3.お太鼓の背中にあたる部分
と、言うような構造になっております。
其の点を踏まえて、早速「つのだし」の装着法です。
1.お太鼓内についている、「ポケット」に「手先」を入れ込みます。
向きは、先ほどの説明で書いたとおり。
めくれるほうが上です。
2.「ポケット」に、枕を入れます。
枕は、ポケットの底に入れ込みましょう。
「手先は、枕の上に来るようにセットします。」
枕と手先を一緒の位置にしたまま、背負ってしまいますと
手先が浮いてしまい、ポケットに入れた枕が丸見えになってしまいます。
此れを、するかしないかで、見た目が大分変わります!
【ポイント】
お好みでは御座いますが、
枕の向きを、平たい方を表に向け、ぷっくりした方を背中につけるように
しますと、仕上がりが綺麗に見えます。
3.お太鼓に帯揚げをセットします。
帯揚げ(仮紐を使う場合、仮紐も)は、
1枚目と、2枚目の間に挟みます。
2枚目と、3枚目の間に挟んでしまうと、装着できなくはありませんが、
なんだか不恰好な仕上がりになってしまいます・・・
帯締めは、
お太鼓の筒状になった部分の底にセット。
↑以上「つのだし」の為の、セッティング方法を踏まえて、
背負ってみましょう。
以下の説明は文章では難しいので、動画でご確認下さいませ。
4.「つのだし」のセットをしたお太鼓を背負ってみましょう。
以上、「つのだし」の装着方法でした。
つづきまして、
「お太鼓」の装着方法です。
装着前に、此方も必要な物と、セットの方法を記載致します。
必要な物
1.帯揚げ
2.枕
3.帯締め
帯揚げで枕を包んで使用致します。
枕に紐がついているような場合は、何かに包んで、紐が邪魔にならない様にしましょう。
各アイテムのセット方法は以下写真の通りです。
1.帯揚げに包んだ枕を、お太鼓の上にセットします。
(今回ポケットは使用しません!)
ポケットは使用しませんので、1枚目をめくり、
2枚目の上に枕を置きます。
2.手先はお太鼓より、少しだけ小さくなるように畳んで
お太鼓の中に収納致します。(写真参照)
【ポイント】
手先はお太鼓からはみ出ないサイズに畳んで、お太鼓の底にセットします。
ご年配の方等の場合、手先をお太鼓から、「気持ち、見える」程度に出してもお洒落です。
3.お太鼓の底にセットした、畳んだ手先の上に帯締めをセット
写真のように↑手先の上に帯締めを当てます。
そして、お太鼓と、帯締め、垂れを同時に持ち
上に引き上げてから帯締めを結んで固定します。
と、いう点を踏まえて
「お太鼓と、帯締め、垂れを同時にもって上に引き上げ・・」
という手さばきを、動画にて説明致します。
以上、お羊屋の作り帯装着方法でした。